「気圧の変化で頭痛がする。」
「天気が悪くなると関節が痛む…。」
こんな症状で悩んでいませんか?これらは「気象病」と呼ばれており、日本人の約7割が天気による体調不良を感じているといわれています。
この記事では気象病になりやすい人の特徴や、天気が私たちの体と心に与える影響について解説します。体調を天気に左右されて困っている方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。
気象病になりやすい人の特徴とは?
気象病になりやすい人には、いくつかの共通点があります。次のような特徴に心当たりのある方は要注意です。
●デスクワークが中心で運動不足だ
●パソコンやスマホを長時間使用している
●冷暖房の効いた部屋に長時間いる
●睡眠時間が不規則だ
●ストレスを抱えている
●慢性的な頭痛に悩んでいる
●アレルギー体質だ
●姿勢や歯のかみ合わせが悪い

気象病はすべての年代に見られますが、小学校高学年くらいから症状を感じている方もいるのだとか。高校生から20〜30代では頭痛を感じる方が多く、50代以上では関節の痛みを訴える方が多くなります。
また、男性より女性の方が多い傾向にあるのも気象病の特徴です。とくに30〜50代の女性はホルモンバランスの変化により、気象病の影響を受けやすいことがわかっています。排卵日や生理周期によって、症状がひどくなることもあるそうです。
現代では気象病になりやすい人の特徴に一つも当てはまらないという方は、少数派かもしれませんね。つまり今は気象病でなくても、そのうち不調を感じるようになる可能性があるということ。気象病について理解しておくことは大切ですね。
<気象病の主な症状>
身体的な症状 | 精神的な症状 |
●頭痛やめまい ●肩こりや腰痛 ●関節の痛み ●だるさや疲労感 ●吐き気 ●睡眠障害 ●朝起きられない | ●イライラや不安感 ●集中力の低下 ●気分の落ち込み ●やる気の減退 |

天気は体と心に大きな影響を与える
「天気で体調が悪くなるなんて本当にあるの?怠けているだけじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際に天気の変化は私たちの体にさまざまなストレスをもたらします。たとえば低気圧が近づくと体内の水分バランスが崩れやすくなり、血行が悪くなったり筋肉がこわばったりします。これは気圧の変化によって、体の組織が膨張や収縮を繰り返すためです。
また、気圧の変化は自律神経にも大きな影響を与えます。自律神経は体温や血圧の調整、消化機能など、私たちの体の重要な機能をコントロールしています。天気の変化によってこのバランスが乱れると頭痛やめまい、吐き気などがあらわれやすくなるのです。
とくに梅雨の時期や台風の接近時には注意!急激な気圧の変化により体調不良を感じやすくなります。体が気圧の変化に適応しようとエネルギーを使うため、普段以上に疲労を感じやすくなってしまうのです。
心の健康への影響も見逃せません。日照時間の減少は、脳内のセロトニン分泌に影響を与えるといわれています。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分の安定に重要な役割を果たしている物質。セロトニンは日に当たることで分泌が促進されるため、日に当たる時間が短いと分泌量が減ってしまうおそれがあります。雨や曇りの日が続くと憂鬱な気分になったり、モチベーションが低下したりしませんか?

気象病は仕事や家事の効率低下、人間関係のストレスなど、日常生活の質にも影響を及ぼすことがあります。たかが天気と甘く見てはいけません!気象病になりやすい人の特徴に当てはまる方は、意識的な対策が必要です。また持病のある方は、天気の変化による症状がより顕著にあらわれることがあります。
まずは規則正しい生活を送り、必要な睡眠時間を確保しましょう。適度な運動を心がけ、水分をこまめに補給することも大切です。ストレスが多いと感じている方は、リフレッシュする時間を作って自分を労わってあげてくださいね。
整体で気象病対策をしよう
実は、整体は気象病の予防に大きな効果が期待できます。その理由は以下の通りです。
1.体の歪みの改善
整体で体の歪みを整えることで、気圧の変化による負担を軽減する効果が見込めます。
2.血行促進
骨盤や背骨が本来あるべき位置へ調整されることにより、血行が促進されて天気の変化による不調を軽減する効果が期待できます。
3.自律神経の調整
整体は自律神経のバランスを整える効果が期待できるので、天気の変化による体調不良の予防に効果的。

天気をコントロールすることはできませんが、適切な対策を行うことで気象病を予防したり、不調を和らげたりすることは可能です。ぜひ普段から整体で体を整えておきましょう。定期的に整体を受けて体の歪みを改善し自律神経のバランスを整えることで、気象病への適応力を高めることができます。
「天気による不調なんて晴れれば気にならなくなるから。」と我慢している方はいませんか?一人で悩まずに、ぜひ当院へご相談くださいね。
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