雨が降る前に頭が痛くなる、低気圧が近づくと古傷がうずく……。そんな経験を繰り返しているのに、「どうすればいいのか分からない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
前回の記事では、気象病と天気痛の違いやそのしくみについて解説しました。今回は天気痛に特化して、日常でできるケアや、体の整え方についてやさしく紹介していきます。
天気痛がつらいときはどうすればいい?
天気痛とは、気圧・気温・湿度などの変化によって引き起こされる痛みのこと。頭痛・関節痛・古傷の痛みなど、その症状はさまざまです。
「原因は分かった。でも、どうすればいいの?」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
天気は自分でコントロールできないからこそ、対処のしようがないように思えてしまいますよね。また、痛みが出るたびに薬を飲むことへの不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは、日常でできるケアや、体の整え方を見直してみることもひとつの方法です。完璧にやろうとしなくて大丈夫です!できることから少しずつ取り組んでいきましょう。
日常生活でできるやさしい対処法
天気痛のケアは、大きく「外からのケア」と「内からのケア」に分けて考えると、取り組みやすくなります。
外からのケア
(1)首・肩まわりを冷やさない
気圧の変化が起きやすい季節の変わり目や梅雨の時期は、首や肩まわりが冷えやすくなります。薄手のストールやネックウォーマーなどで冷え対策をするだけでも、体への負担が変わることがあります。
(2)軽いストレッチや入浴で体をゆるめる
体の緊張をほぐすことで、痛みがやわらぐ場合もあるといわれています。激しい運動は不要です。首や肩をゆっくり回す程度のストレッチや、ぬるめのお湯でゆっくり入浴するだけでも、体がほぐれやすくなりますよ。
(3)耳の後ろを温める
耳の後ろを温めると、内耳の血行を促すのに役立つといわれています。また、耳を引っ張ったり回したりしてマッサージするのも、取り入れやすい方法のひとつです。
(4)天気の変化に合わせて無理をしない
低気圧が近づいているときは、体がいつも以上にエネルギーを消耗しやすい状態にあります。「今日は天気が崩れそう」と感じたら、予定を詰め込みすぎず、意識的に休む時間を作りましょう。
内からのケア
(1)睡眠リズムを整える
自律神経のバランスを保つうえで、睡眠は欠かせません。毎日なるべく同じ時間に起きる習慣をつけると、体のリズムが整いやすくなるといわれています。
(2)温かいものをバランスよく食べる
冷たいものや偏った食事は、体の内側から冷えを招くことがあります。温かいスープや野菜を意識的に取り入れるだけで、体の内側から整えやすくなります。
(3)水分補給をしっかりと行う
水分が不足すると血流が悪くなり、頭痛が起きやすくなることがあるといわれています。こまめな水分補給を心がけましょう。
どれも、健康によいと聞いたことがある方法ばかりかもしれません。特別なことをする必要はなく、丁寧に毎日を積み重ねることが、体の状態を整えることにつながるといわれています。
整体でできること|体のバランスをやさしく整える
天気痛には自律神経が深く関わっています。気圧の変化を内耳がキャッチすると、その信号が脳に送られ、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その影響が首や肩の緊張として体に現れ、頭痛や痛みを引き起こす一因になる可能性があるといわれています。
整体では、次のような働きかけをします。
・ 首・肩・背中の緊張をゆるめる
・ 呼吸しやすい状態へ導く
・ 体全体のバランスを整える
「改善する」というよりも、「体への負担を軽くするサポートをする」というイメージです。薬のように即効性があるわけではありませんが、体の状態を少しずつ整えていくアプローチとして、取り入れる方が増えています。
<整体に行くタイミングの目安>
「整体って、どんなときに行けばいいの?」と迷う方も多いと思います。こんなときに検討してみてください。
・ 日常のセルフケアを試しても楽にならない
・ 天気が崩れるたびに同じ部位がつらくなる
・ 薬に頼ることへの不安を感じている

自分に合ったペースで、少しずつ整えていく
天気痛とうまく付き合っていくために、大切なのは「完璧に対処しなければ」と焦らないことです。
日常のセルフケアを少しずつ取り入れること、体がつらいときには整体などを活用してみること。どちらも、自分の体をいたわるための選択肢のひとつです。
天気は変えられなくても、体との向き合い方は変えられます。自分に合ったペースで、少しずつ整えていきましょう。
ひとりで抱え込まず、気になることがあればお気軽にご相談ください。
関連記事
⇒ 雨の前に体がつらくなるのはなぜ?気象病と天気痛の違いや原因をやさしく解説



