前回の記事では、冬は代謝が落ちる季節ではなく、「代謝が活かされにくい体の状態になりやすい時期」という解説をしました。では、そのような冬の体に対して、どのように向き合えばよいのでしょうか。この記事では整体の視点から、「冬の代謝を活かすための体の整え方」について紹介します。
冬の体は代謝が活かされにくい?
冬は寒さの影響で、無意識のうちに体が縮こまりやすくなります。すると動きが小さくなり、呼吸が浅くなり、体に力が入りやすい状態が続きます。こうした感覚に思い当たることはありませんか?
私たちが日々患者様を施術している中でも、
・ とくに何もしていないのに体がこわばる
・ 体を動かしてもなんだかスッキリしない
といった声を、よく耳にします。実はこうした状態のまま「代謝を上げよう」「もっと頑張ろう」としても、体はうまくついてきません。
なぜなら、体の土台が整っていない状態では、力を入れようとしてもその力が全身にうまく伝わらないからです。体の一部だけが頑張り続け、別のところが十分に動いていないような状態になりやすく、結果として疲れやすさや重さだけが残ってしまいます。

冬はまず、体をうまく使える状態に整えてあげることが大切です。
整体が目指すのは代謝を上げることではない
整体と聞くと「代謝を上げる」「痩せやすくなる」といったイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、私たちが目指しているのは、代謝を無理に上げることではありません。
整体では、体がもともと持っている働きが自然に発揮されやすい状態に整えていくことを大切にしています。
体が動きやすく、呼吸がしやすく、余計な緊張が抜けやすい。
そうした状態に整うことで、結果として代謝が活かされやすい体につながっていくのです。
整体で体の土台を整える
私たちが大切にしているのは「体の土台」という考え方です。体の土台が整っていない状態は、基礎が傾いた家に無理に家具を置こうとするようなもの。見た目を整えようとしても、どこかに負担がかかり、使いづらさが残ってしまいます。
整体ではこうした体の土台部分に目を向け、体全体が無理なく使われる状態を目指します。
具体的には、次のような視点から体を整えていきます。

ゆるめる
無意識に入り続けている力や緊張を、少しずつ手放していくことも大切です。緊張が抜けると呼吸が深まり、体が休みやすい状態につながります。
整える
骨盤や背中、胸まわりの動きを整えて、本来の正しい体の使い方状態に戻していきます。呼吸がしやすくなったり、体全体が使われやすくなります。
安定させる
整えた状態を維持するには、その状態で支えてくれる筋力も必要です。筋力の強化もあわせておこなうことで、施術後の効果が保たれやすくなるだけでなく、冷えの改善にもつながります。
整体後の感覚には個人差がありますが、お客様からは次のようなお声をいただいています。
・ 呼吸がしやすい
・ 体が温まりやすくなった気がする
・ 動き出しが楽に感じる
・ 体の重さが気にならない
こうした変化は、施術を受けたその場で強く感じるというよりも、日常の中でふと気づくことが多いようです。たとえば「朝の動き出しがいつもより楽だった」「気づいたら呼吸がしやすくなっていた」といった、日々の生活の中での感覚です。
体の土台が整ってくると、何かを頑張らなくても、体を動かしやすい状態に近づいていきます。私たちも、こうした日常の中での変化を大切にしています。
冬に整体を取り入れる意味とは
冬に不調や違和感を抱えたまま過ごしてしまい、そのまま春まで体の重さを持ち越してしまう方は少なくありません。また、冬は寒さや環境の影響で体が緊張しやすく、変化を感じにくい季節でもあります。そのため、整えてもすぐに実感が得られないと感じるケースもあるのです。
しかし、体の内側では少しずつ変化していることが多く、時間をかけて整えていくことが結果として春以降の過ごしやすさにつながっていきます。
不調や違和感はそのままにせず、冬のうちに体を整えておくことを意識してみてください。春を快適に迎えるためにも、今から少しずつ体と向き合っていくことが大切だと、私たちは考えています。
冬は代謝が活かされる体づくりを目指そう
冬は代謝が活かされにくい体の状態になりやすいため、「体の持つ働きが自然に発揮されやすい状態」に整えていくことが大切です。
整体では、代謝が活かされる体の土台を整えるためのサポートをおこなっています。無理に頑張るのではなく、整える。そんな視点で、冬の体と向き合ってみませんか。
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