「ぎっくり腰」ってなに?
突然おとずれて、動けなくなるような痛みを引き起こす「ぎっくり腰」。
その強烈な痛みに悩まされた経験がある方もいるのではないでしょうか?
そんな「ぎっくり腰」とはどんなものなのかと、対処法についてご紹介します。
ぎっくり腰とは正式な診断名ではない
いわゆる「ぎっくり腰」とは、『突然起こった強い腰痛』の総称であり、具体的な診断名ではありません。
そのため、「ぎっくり腰」と一言で言ってもその病態は様々であり、腰の筋肉・関節・椎間板など、どこを痛めているかを見極めることが大切です。
また、ぎっくり腰になってから3日間は『炎症期』と言われ、『じっとしていてもズキズキするような痛みが出やすいことも特徴です。
このようなときは安静にして、痛いところを冷やすのが改善の近道です。
「ぎっくり腰」になったらやってはいけないこと
- お風呂であたためる
ぎっくり腰で強い痛みが出ているときは、炎症が起こっている場合が多くあります。
温めてしまうと血流が増加し、痛みや腫れが増すリスクが高まります。
ぎっくり腰の際は入浴を避け、ぬるめのシャワーを浴びるようにしましょう。
- 低い椅子や床に座ること
床に近い高さに座っていると、そのあと立ち上がる時に強い痛みが出やすくなってしまいます。
ソファーなど、座面が柔らかいものなども要注意です。
ぎっくり腰の痛みが強いときには、なるべくダイニングチェアーなどの座面が硬めで高さがあるものの方が立ち上がりやすいです。
シャワーを浴びる際も浴室の椅子が低い方は立ち上がるのが大変になるので、立ったままをおすすめします。
- 薬を飲んでいるからと無理をする
痛みが強くてどうにもならないとき、痛み止めを飲む場合もあると思います。
その時に気を付けないといけないのは、「痛み止めを飲んでいないと出来ないような無理な動きをすること」です。
痛み止めには痛みを鎮静化する効果はありますが、その間に痛めている組織が完全に修復されている訳ではありません。
痛みが落ち着いているからと言って無理をすると、効果が切れた時により強い痛みが出ることがあります。
痛み止めを服用しているときも、コルセットを着用するなどしてなるべく安静を図るようにしましょう。
腰痛は、早いうちに対処するのが早期改善のコツです。
ぎっくり腰には、よく「予兆がある」とも言われます
- 腰の重さが続く
- いつも感じない違和感を腰に感じる
- 以前ぎっくり腰になった時と似ている感覚がある
など、不調を感じたら早めにご相談ください。
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